耳垢が柔らか人ほどワキガ臭が強いのか?
について調べてみました。
結論から言うと『その通り』・・・でした^^;
綿棒などで耳掃除をして、溶け出したキャラメル状の柔らかい
耳垢の人はアポクリン腺がたくさんあると言う事になるので、
強度のワキガになり、逆にパサパサした人はアポクリン腺が
ほとんど無い事になるのでワキガではないそうです。
この中間の湿っぽい耳垢の人は軽度から中度のワキガ…と
なる訳です。
つまり耳垢が柔らかいほどワキガ臭が強くなるんです。
そしてこの耳垢の柔らかさは遺伝子で決まるので、
自分の耳垢の柔らかさは受け入れるしかなさそうです^^;)
ただ、耳垢遺伝子を調べると面白い事も分かりました。
ちょっと小難しい話になりますが、実はこのワキガ遺伝子は
医学的に言うとABCC11と言う遺伝子で、
長崎大学大学院の新川詔夫教授の研究グループが
世界で初めて発見し、1つの遺伝子のわずかな違いで
人間の耳あかは乾燥したタイプ(乾型)と湿ったタイプ(湿型)が
あると言うことを見つけたのですが、このABCC11遺伝子が
湿型(耳あかが柔らかい)人は、排出機能が優れていることも
分かったのです。
この排出機能とは身体に入ってきた毒素を体外に追い出する力の事で、
例えば、治りかけの風邪なんかの時に大事を取って薬を飲んだとき、
身体的(病気的)には、薬が不要状態(ほぼ治癒してる状態)なのに、
薬を飲んでしまった時、眠気とか下痢、便秘や嘔吐など、
その薬によって、いろいろ副作用が出たりしますよね。
そんな時、良かれと思って飲んだ薬は身体にとっては毒素になる訳で…
この毒素を排出する能力が、湿型タイプの人の方が優れていると
言うことです。
もちろん毒素はそうした薬だけじゃありません。
食品添加物や大気汚染から身体に入った科学物質、老廃物なども
ありますよね。
こうした身体に不要なものを体外に追い出す力が湿型タイプの方が
優れているという事なんです。
ABCC11遺伝子の配列で、自分では、どうする事もできませんが、
湿型タイプ(ワキガ)にも、こんな良い面があったんです。
そういう意味では湿型タイプはアポクリン汗腺から身体の毒素を
排出してるのかもしれませんね。