ワキガ臭を完全に無くすには手術でアポクリン汗腺を
取り除くしかありませんよね。

たまに普通の汗（エクリン汗腺）のニオイをワキガ臭と
勘違いしてる人がいますので、ワキガ臭を説明すると…

アポクリン汗腺から出た汗を、コリネバクテリウムや
黄色ブドウ球菌などの菌が分解する時に出る臭いです。

えんぴつを削った時の臭いとか、トマトのヘタの臭いなど
いろいろな例えで言われる臭いです^^;

では、アポクリン汗腺から出る汗を　なぜ　菌が好むのでしょうか?

アポクリン汗腺から出る汗にはタンパク質や脂質、糖質、
アンモニア、ビルビン酸、色素リポフスチン、鉄分など
常在菌にとって大好物な栄養素がたくさん入っているからなのです。

菌にとって、お美味しく栄養満点のアポクリン汗なのです^^

その汗を分解する時に、あの独特のワキガ臭が発生するのです。

逆に言うと…

アポクリン汗腺が無ければワキガ臭は発生しない訳です。

その理由から手術でアポクリン汗腺を取り除いて
ワキガ臭を抑えようとする方法がいろいろな病院でとられてきました。

ただ…

せっかく取り除いたアポクリン汗腺が再生してワキガ臭が
再発してしまう事が有るのをご存じですか?

直視化剥離法で、

医師が目で見て一粒一粒直にアポクリンを取り除き…

全て取り除いた事を確認したのに…

ワキガ臭が再発する場合があるのです。

原因は根っこの取り残しです。

ワキを切開し目で見えるアポクリン汗腺は『腺体』と
木の根の部分にあたる『腺根』があります。

この腺根は皮膚の下に潜り込んでいるため目では見えません。
その為、取り残してしまう事があるのです。

当然、腺根が残っていれば、アポクリン汗腺は再生してしまいます。

これが、ワキガ手術をしたのに再発した…と言われる原因なのです。

これを防ぐには腺根が入りこんでいる皮膚の真皮層まで含めて
「剥離」するしかありません。

逆に深く剥離し過ぎても神経や血管など傷つけてしまう事になります。

このちょうど良い深さで剥離する事がだいじなのですが、
相当な技術がいるのも事実です。

この木の根を取る時に、周りの土まで根こそぎ取るような
手術ができるのが五味クリニック、五味先生です。

意を決してワキガの手術をし、程なく脇からのワキガ臭が
無くなったと思ったらた、他の部位が臭くなるって
聞いたこと有りませんか?

例えば耳や陰部、肛門まわりなど脇以外でアポクリン汗腺がある所が
より、ワキガ臭くなったりなどと言わられる事ありますよね。

これは、もちろんあり得ません^^;

もし、これがあり得るなら耳や陰部、肛門まわりのアポクリン汗腺が
増えたり活性化してることになります。

脇のアポクリン汗腺を削除したからと言って、
他の部位にあるアポクリン汗腺が増えたり活性化することは
あり得ないし、主治医に聞くと、そうした医学的根拠は無いそうです^^;

つまり、ワキガ手術でアポクリン汗腺を摘出しても
他の部位が臭くなる事は無いと言うことです。

もちろん上記以外の部位が臭くなる事も有りません。

ワキガの臭いの原因はアポクリン汗腺から出る汗なので、
アポクリン汗腺が無い他の部位がワキガ臭くなることは
あり得ないからです。

インフォレーゼ法を調べてみました。

医療機関で施術してる所は無くエステサロンなどで
ワキガ治療として行われているようです。

ホルマリン溶液に浸したガーゼに電極を巻いてワキに当て
電流を流してアポクリン汗腺の出口を塞ぐやり方で
ワキガ臭を抑えようとする方法です。

因みにホルマリン溶液のホルマリンとはホルムアルデヒトの
水溶液の事で生物の標本などを作る時、
その標本が腐らないように使われる液体です。

こう聞くと、怖い液体に思えますが殺菌力がある液体と
言うだけです^^;
雑菌を殺菌する効力を生かし、インフォレーゼ法で使われているようです。

ツーんとしたニオイがする無色透明な液体です。

ただ・・・

インフォレーゼ法も電気分解法や電気凝固法と一緒で
汗腺の再生リスクがあります。

電気分解法や電気凝固法が針でアポクリン汗腺付近まで
近づこうとするのに、

インフォレーゼ法はワキに当てるだけなので、
効果も電気分解法や電気凝固法に比べ短く、
術後1～2週間でワキガ臭が戻ってしまうようです。

メスを使わず針も刺さないインフォレーゼ法は、
ちょっと長い制汗剤と考える方が良いかもしれません。

エステなどで行われている電気分解法について調べてみました。

ワキガ治療としては比較的新しい治療法で高周波の
電気凝固機器で絶縁針に電流を流し毛穴を破壊する方法で

ワキガを治そうとする方法です。

簡単に言うと・・・

毛穴に針を差して電流を流し毛穴ごと破壊する方法です。

ワキガの原因であるアポクリン汗腺は毛穴に直結してるので、
毛穴を破壊すればアポクリン汗腺も破壊され、
ワキガ臭が抑えられます。

また電気分解法のメリットは毛穴が破壊されるので、
脱毛効果もあり、ワキガに悩む女性にとってはワキ毛も脱毛できる、
まさに一石二鳥の治療法となるのです。

切らずにワキガ治療ができると言うことで手術が怖い人などに
好まれる治療法です。

ただこの電気分解法は、汗腺の出口にフタをするようなものなので、
時間とともにフタが取れてきて、汗が出てしまう事があるんです。

もともとワキガを治療した訳ではなく出口にフタをして
抑えてるだけなのでフタが取れれば再発してしまうんですね。

言ってみれば長く使える制汗剤を使ってるようなものと
捉えたほうが良いかもしれません。

因みに電気分解法の施術は、かなり長い時間かかります。

ワキ毛の毛穴は片方だけで約800本あり、
この1本1本に針を差していくのが長時間かかる理由です。

施術するほうも受けるほうも、かなり根気が必要ですね(^_^;)

ちなみに医療機関ではないエステサロンは麻酔が使用できないので
痛みも覚悟しないといけません。

ワキガを完全に治す事ができるのか調べてみました。

結論から言うと出来ます。

ワキガ臭の原因であるアポクリンを手術などで取り除けば
良いのです。

皮膚のすぐ下あるイクラのたまごみたいにツブツブしている
アポクリン腺は、多い人は何千個とあります。

そしてこのアポクリン腺は目で見て分かるので見逃さなければ
100％取り除けるのです。

つまりワキガを完全に治す事が出来ると言うことになります。

ただしアポクリンには根っこに相当する腺根があります。

この腺根を残してしまうと、まさに木の根が残ってると、

また生えてくるように、腺根を残してしまうと
再発してしまう事があるようです。

なので手術でアポクリン腺を除去する場合、
この腺根までしっかり除去する事が大事になります。

アポクリン腺を除去するワキガの手術について調べてみました。

動画なんかで見ると、脇の下を切って、アポクリン汗腺を出して
ハサミのような医療器具でチョキチョキ切ってるのを見ると、
見てるだけで痛くなります(^_^;)

そもそも身体の中にある物を取って（除去）して、大丈夫なの?

身体にメスを入れる訳ですから・・・周辺の神経や筋肉を
傷つけたりしないのかなどアポクリン汗腺除去をする上で、
リスクが無いのか調べてみました。

まずはアポクリン自体除去して身体は大丈夫なの!?

これについては大丈夫でした。
日本人の中にはアポクリン汗腺が無い人もいるからです。

つまり人間にとってアポクリン汗腺は必要ないものと言う事です。

いらない物を取るので、無くなることの身体的リスクは無いという事です。

ただし、エクリン汗腺は体温調整をする為に汗を出す汗腺なので
無くなると、汗が他の部分から出るなどがあるようです。

あるようと言う曖昧な表現なのは、症状が出る人と出ない人がいるからです。

ワキガ手術の際はアポクリン汗腺は全撤去しても
エクリン汗腺は半分程度は残す事が多いようです。

次に手術で他の部位を傷つけたりしないか?

これについては手術する医師のミスなどを除けば、
限りなくノーリスクのようです。

理由はアポクリン汗腺がある位置（層）です。

アポクリン汗腺があるのは皮膚のすぐ下です。
その下（奥）にある神経や血管などがある箇所にはタッチしないので、
神経障害は血行障害などの後遺症が残る事は無い手術でした。